明法ニュース 教科指導

H1地理総合「留学生との協働学習会」

教科指導

H1地理総合「留学生との協働学習会」

 2022年度から全国の高等学校で必履修科目になった「地理総合」は、それまでの「地理A」の科目に比して、次の3点が強化されています。
  ①国際化の進展に対応する、国際地誌学習
  ②コンピュータや人工知能の高度化に対応するGIS(地理情報システム)学習
  ③未曾有の大災害に対応する防災学習
 今年2025年度は、地理総合が必修化されてから、4年目を迎えます。
 その内、国際化の進展に対応する「国際地誌学習」は、教科横断的な学習を伴うことから、様々な学校において、多角的なアプローチを行っていると思われます(東京私立中高協会調査)。
 本校では、地理総合が全国の高等学校で必修化される以前から、新宿にある日本語専門学校の方々と交流を持ち、地理の授業で様々な取り組みを行ってきました。その一つが、クラスの生徒をグループ分けして、調べ学習の発表会に留学生の方をお呼びするという取り組みを行ってきました。
 当日は、中国、インドネシア、カザフスタン、ドイツ、アルゼンチン、オーストラリアの6カ国から留学生の方が来校されました。
 先ずは各班3分間のプレゼンテーションを行い、その後には留学生の方と、本校生徒との交流会を行いました。サッカー好きな生徒は、率先してドイツやアルゼンチンを選択した人もいました。
 アルゼンチンの留学生の方からは、「3年前に(サッカーの)ワールドカップで優勝した瞬間に、(首都)ブエノスアイレスの(世界中に中継されていた)オベリスクの場所にいました」という話があって、サッカー部の生徒たちは興奮気味に聞いていました。
 このように、「本物に触れる」体験型学習は、新たな興味・関心を持つきっかけとなります。