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中学2年 国語の授業

教科指導

中学2年 国語の授業

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは…
中学2年生 国語の授業では現在、清少納言『枕草子』を取り扱っています。
春には桜を待ち、秋には紅葉をめでるといった時代に、独自の感受性で四季それぞれの好きな時間帯や素材を挙げ、その趣を書き綴った清少納言。繊細で豊かな美しさを持つ『枕草子』は、読み味わうほどに身の回りにあふれる美しい景色や瞬間に対する感度が研ぎ澄まされていくような魅力があります。

古語や現代語訳など手がかりに作品を読むことを通して『枕草子』を貫くものの見方や考え方をを学んだ後は、オリジナル枕草子の創作に挑戦しました。
すると、自分が美しいと感じる四季折々の風景を並べてみたり、ある夏の日の一日について感じたままに表現してみたり…個性豊かな『新・枕草子』が完成しました!
スクリーンに投影した景色を白い紙に重ねてイメージを膨らませる、色鉛筆の削りかすを桜の花びらに見立ててのり付けしていくなど、生徒たちからあふれ出すアイデアには驚かされてばかりです。完成した作品の数々に、明るい未来を感じました。