【動画もあります】入学式を行いました(校長式辞)
入学式を行いました
本日6月1日(月)、第57回入学式を行いました。
時間をかなり短縮した入学式となりましたが、中学新入生・高校新入生とも全員が出席し、教職員全員で新入生を迎え入れることができました。
まだまだ通常の学校生活が送れない状況ですが、本日の学校再開を期に気持ちを新たに頑張ってまいります。
校長式辞(抜粋)
令和2年度 明法中学・高等学校入学式 校長式辞
明法中学・高等学校 校長 牛来 峯聡
長い休校期間が明け、学校再開日の初日に、ようやく入学式ができますこと、大変嬉しく思います。
休校期間中、入学生の皆さんは、学校生活が始まらないことに、不安なことも多々あったことと思います。この間、学校は、皆さんの不安等の解消に向けて、学習の支援、オンラインでの朝の点呼や学習、また電話等での連絡により、皆さんの日常生活の把握に努めるなど、先生方は、皆さんへの教育支援に向けて、懸命に取り組んで来ましたが、十分に達成できていない点も多々あったのではないかと思います。これから学校生活が少しずつ始まる中で、これまで出来なかった教育活動を徐々に再開させていくことで、しっかりと学習等に取り組んでまいります。
さて、世界中が新型コロナウイルスの影響により日常の生活が大きく変わり、経済が停滞し、また学校も長期間の休校など、これまでに私たちが経験したことがない経験となりました。
歴史を振り返ってみますと、新型コロナウイルスなどの感染症は、人類の歴史とともに古く、私たちの生活は、文明は、こうした感染症の脅威にさらされながら共存をしてきています。そうしたことから、今、医学者などの多くの識者が、コロナと共生しながら新たな生活様式による生活を築いていくことの必要性を訴えています。
今日から学校生活がはじまりますが、学校生活は完全に回復しておりません。今後は、新型コロナウイルスに対して正しく恐れながら、感染予防を図った、新たな生活様式による学校生活になります。しばらくは、分散登校による学校再開となりますが、その後は、通常の学校生活に戻せることを願うばかりです。
ここで、入学生の皆さんに、4月9日にビデオメッセージでお伝えした内容を改めて紹介します。
本校は、これからの社会を逞しく生き、社会貢献に高い志をもつ人間の育成に取り組んでまいります。そのためには、三つあります。
一つ目は、知性を磨き、学ぶ習慣や道徳心を身に付けて人間力を高め、社会に貢献できる生徒育成すること。
二つ目は、愉快で充実した学校生活、仲間と語り合う学校生活、切磋琢磨する学校生活で得意分野を伸ばす生徒を育成すること。
三つめは、向上心・探究心で学びを深め、(高校や)大学でさらに学問を追求できる生徒を育成することであります
こうした、方針の基で、入学生の皆さんの個性や能力を伸長させ、希望を育む教育を推進してまいります。
最後に、学校生活においては、仲間を喜ばすこと、仲間を思いやることに思いを寄せて、お互いに楽しい学校生活を築き、充実したものとなりますよう、心から祈念しております。
令和2年6月1日