【明法散歩道】2012年度 第8号
"166日間の絆"
"先輩に助けていただき・・・""メンバーや先生方のおかげで・・・"
"○○課長を務めさせていただき・・・"
明法祭の掉尾(とうび)を飾る閉祭式。実行委員の中学生・高校生16名が壇上に並び、全校生徒を前に、全員がメッセージを述べた。
次々と"感謝"が語られていく。自分の力ではない。みんなの支えがあったればこそ・・・。ここには、実行委員会の初会合から166日間、数々の苦難を乗り越え、"祭り"をつくり上げてきた誇らしい勇士たちがいた。
2日間の明法祭の最終日である9/30日は、夕方の台風到来により、(生徒の安全確保のため)演目を2時間カットし、下校を早めた。その関係で、最後の吹奏楽部の演奏と閉祭式は延期になったのである。
10月3日(水)、この日は代休を挟(はさ)んでの文化祭の片付けと普通授業の日であった。しかし今回は、吹奏楽部の「演奏会」、そして「閉祭式」という"特別授業"を、全校生徒一体となって行ったのである。
"宇宙に一つしかないアーチ"
閉祭式における実行委員16名のメッセージは、全校生徒の温かい視線の中、意外と冷静に、かつしっかりと語られていた。
"人との仕事の仕方を学ぶことができた"
"クオリティが高く、非常に良い文化祭だった"
"最高の仲間たちと取り組んできた。仲間を誇りに思っている"
"明法生全員で宇宙に一つしかないアーチを創った"
"明法生で嬉しい!"
実行委員の言葉に、全校生徒が反応した。皆で作り上げた"祭り"が、今、終わろうとしている。彼らはここで何を学んだのであろうか。
"絆を学ぶ"
1部活(明法祭ではサークル)である吹奏楽部の演奏を、時間をつくって明法生全員がそれを聴く。ここに大きな意味があった。文化祭の最終日、2時間の繰り上げで、予定の演目や取り組みの叶(かな)わなかったクラスやサークルは、ほかにもあったはずだ。しかし、「どうして吹奏楽部だけ」という不満ももらさず、素直に仲間の演奏に聴き入った。素直に共感し、演奏を称(たた)えた。ここがいい。今回、明法祭への取り組みで、生徒が学んだこと(学ぶべきこと)は何だったのか、しばし考えてみた。
・ 意見や考え方の違う人とも協力し、一つのものを作り上げる喜びを学んだ(違いがわかる(違いを受け入れる)男)
・ 頑張ったがまちがったり、うまくいかなかった人がいても、それを攻撃せず、許し合うことを学んだ(失敗を許す男)
・ 周りが反対したり(たとえ皆にそっぽを向かれても)、正しいことを実行する意義を学んだ(正義を貫く男)
この3条件を体現すること、これが"明法スピリッツ"だと信じている。 (文責:教頭 早乙女勤)
※ NHKBS3でも取材があった"海坊主"男子シンクロの演技。写真は、今回初挑戦の大技、メガホンスプラッシュ大回転。見事、明法祭のグランプリを受賞した。 (写真提供は父母の会 玉腰多恵子さん)