高1地理総合の授業
教科指導

高1地理総合の授業
今回は地理の授業をご紹介します。
2022(令和4)年度から、全国全ての高校で必履修科目となった「地理総合」は、昨年度まで高校1年生の「地理A」という科目で履修されていました。本校地歴科・公民科教諭の佐藤博之教諭は、本校において20年以上地理を専門と教えてきました。東京私立中高協会の地理ブロック研究委員を長年務め、地理を履修しないことのデメリットを内外に発信してきました(注1)。
2020年度の「地理情報システム学会」では、「教室や図書館で簡単に出来るGIS(地理情報システム)の授業」の実践報告をし、学会賞を受賞しています。(注2)
本日見学した高校1年生地理の授業は、「今年の夏も相当暑かったですよね~」と、何気ない会話から始まりました。しかし、そのメカニズムが徐々に説き明かされていきます。同時に、佐藤先生が編集に携わった教科書を用いて、教科書に載っていることが、現実との親和性を学び、考えていくことになります。最終的には、本校が3年前から一人一台の形で導入した「Chromebook」を活用して、プレゼンなどを出来るようになります。今回の授業は、正に温暖化がもたらす気候変動が、ケッペンの気候区分を変えてしまうのかどうか、GoogleEarthで実際に現地を見ながら調査していくものでした。
このように、本校では地理総合の授業を多角的に展開しています。
(注1)例
https://k.tokyoshigaku.com/seminar/uploads/2015/10/sociology14.pdf
(注2)
https://www.gisa-japan.org/awards/post-1.html