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【世界史】純粋に興味を持ったテーマを深掘りしよう

教科指導

DSC_0187.JPGDSC_0186.JPGDSC_0184.JPG高校2年生の国公立難関私大コースの世界史Bでの「21世紀型」授業です。国公立難関私大コースの世界史Bは週3時間。大学受験に向けては、必要な範囲をかなりの進度で進めないといけないのですが、やはり「好きこそものの上手なれ」が社会科の王道。そこで、今年度は、年間数回ですが、生徒発表型の授業を展開することにしています。

生徒には、既習範囲(先史時代、オリエント世界、ギリシア・ヘレニズム世界)の中から興味のあるテーマを選び、それについてA4レポート用紙2枚以上にまとめさせ、その内容をさらにパワーポイントにまとめて、1人5分程度でプレゼンテーションする、という課題を出しました。

生徒たちが選んだテーマは以下の通りです。

「ファランクスについて」「アレクサンドロス帝国とその行く末」「楔形文字」「ギリシア建築様式」「ソクラテス-弟子の多い理由」「火と言語の関係性と複雑化」「ギリシア七賢人」「ギリシア神話の人間的なエピソード」「今昔スパルタ教育」

パワポ1.jpgpawapo.jpgどれも、なかなか創造性に富んだ面白いテーマ。それぞれの生徒がPowerPointを使ってテーマに沿ったプレゼンテーションをしました。

元々社会科という教科は、「自分で調べる」というスキルがとても重要ですが、これまでは大学受験を意識する高2以降、どうしても授業の中でそれを実践させるのは難しいところがありました。しかし、これからは「自分で調べて、それを皆に分かるようにアウトプットする」というスキルが受験でも必要とされます。

内容的には、極めてシンプルに「調べて発表する」という取り組みではありますが、その形式の授業を挟むことで、講義式の授業への生徒の取り組みも変わるものと期待しています。

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本校の今年度の「21世紀型教育」についてはこちらで紹介しています。

2018年5月2日 【教員研修】第2回・21世紀型教育研究会 ~Classi活用法とアクティブ・ラーニング体験~

2018年5月2日 ICTを活用したアクティブ・ラーニング(高1英語)

2018年5月7日 【理科】理科「頭」を育てよう!