明法ニュース 校長ブログ

【明法散歩道】2016年12月号

校長ブログ

明法の卒業生が各界で活躍している。今年、特に目立った活躍をされた方々を紹介したい。


12月18日、NHK大河ドラマ「真田丸」に出演!  

                  松木史雄(ふみお)さん(明法17期生)
松木さん(17期).jpgNHKの大河ドラマ「真田丸」の最終回の最後の場面で、本校卒業生の松木史雄さん(17期生)が出演する(12月18日夜放送)。松木さんは、剣舞を極める「桜月流美剱(みつるぎ)道」の第1師範として活躍。今回、1年間にわたって主役の堺雅人さんの指導をされた。
※NHKでは、50年以上にわたり"若駒"が殺陣(たて)の指導を独占。堺雅人さんは、学生時代から桜月流(神谷美保子代表)の道に精進。今回、主役の強い要望で、松木さんが指名された。
 今夏、明法を訪問。生徒たちの自然で優しい挨拶に、とても感心されていた。松木さんはとても誠実で謙虚な方。後輩たちの活躍をやさしい目で見つめる"あったかい"先輩がここにいた。


第20回Oper Oder Spree国際音楽祭にてグランプリ(1位)受賞! 

                       西岡慎介さん(30期生)
30期西岡さん.jpg 東京藝術大学大学院を卒業し、現在、ドイツのフライブルク市立歌劇場専属歌手(テノール・ソリスト)として活躍している、西岡慎介さん(30期生)。2010年フランクフルト・アン・デア・オーダーで開催された第20回Oper Oder Spree国際音楽祭にてグランプリ(1位)を受賞。オーストリア・エスターハージー音楽祭、スイス・グスタード・メニューイン音楽祭など数々の音楽祭に出演。これまで120回以上のオペラに出演。国内では東京二期会会員としてオペラ公演「トゥーランドット」にパン役などで出演。右の写真は、ヴェルディのオペラ「イェルサレム」の1シーン(2016年10月28日 フライブルク歌劇場)。
 昨年、明法を訪問。懐かしの音楽室や講堂、グランドを見学。変わらぬ明法の原風景や、懸命にグランドを駆け巡る明法生に目を輝かせていた。はるかかなたのヨーロッパから明法を想う先輩が、ここにもいた。

NHK『総合診療医ドクターG』 南淵(なぶち)明宏さん(10期生)      

10期南淵さん1.jpg 先月、NHK「総合診療医ドクターG」に出演された南淵明宏さん(10期生)。天皇の手術をされた天野篤氏(順天堂大学)と並ぶ日本を代表する心臓外科医。現在、昭和大学横浜市北部病院循環器センター教授(医学博士)で、番組では、3大疾病の1つである心疾患について、とてもわかりやすい講義があった。
 また明法GEでは、昨年に続き、南淵先生による医学講座が開かれる(2017年2月16日木曜午前)。
10期南淵さん2.JPG この医学講座は豚の心臓を使った実験授業で、解剖だけでなく、人工血管や人工弁の縫合までを実施するというもの。昨年は、朝日、毎日、読売3紙に掲載された。
この実験授業の前(1月)には、4時間の座学があり、「医者という職業について」、「心臓手術について」を学ぶ。昨年は生徒の"トンデモ"質問、「一番長い手術時間は?」「28時間」などと、笑顔で答えていただいた。
 心臓は一人ひとり形や状態が全く異なっているという。年間約200件の手術をする南淵先生。日々、新しい心臓と出会い、格闘し、命を救っている。ここにも日々挑戦し続ける偉大な先輩がいた。
(文責:教頭 早乙女 勤)