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「異文化理解ワークショップ」を開催!

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グループで留学中のケーススタディー.JPGバルンバ星人に質問する研究員たち.JPG自由会話の練習.JPG  

 

 

 

 

オーストラリアへの出発がおよそ1ヶ月後に差し迫った第4期ターム留学生たち。12月20日(金)、10名の参加者を対象に、外部から講師を招聘して「異文化理解ワークショップ」が行われました。担当の越智先生は、開始早々一言も発することなく、各自に名札を配布し、ジェスチャーを使って名前を書くように指示。生徒達はあっけにとられながらも、黙って名前を記入。すると今度は、利き手とは逆の手で同様の作業をせよとの指示が...。生徒達は困惑した様相を見せつつも、しっかり指示通りの行動をとります。開始5分が経過。ようやく越智先生が口を開き始めます ―「ホームステイや学校でのコミュニケーションは、このように言葉を介さなくてもなんとなく通じるもの。今から過度に不安になる必要はありません。大切なことは、自分から相手と意思疎通を図ろうという姿勢です。」「利き手と逆の手で文字を書く時、上手く書けずにイライラしたでしょう?その感覚に慣れることがまさに異文化体験です。」

続いて、「バルンバ星人の研究」。「バルンバ星人って?」、もちろん彼らは異文化体験ゲームのために作られた仮想の星人。まず、生徒達は2グループに分けられます。片方はバルンバ星人のグループで、もう片方は日本の研究員。最初は別々の部屋に分けられ、ルールの説明を受けます。研究員に与えられたルールはただ1つ ─ 「相手がどんな人種でどんな生活をしているのかを突きとめるため、YesかNoで答えられる10個の質問をすること」。一方、バルンバ人役の生徒達にもルールが。それは、「質問の際に研究員がアイコンタクトができ、笑顔の場合にはYes、そうでない場合にはNoと答える」。その後、2グループは同じ教室に戻され、いよいよ質問開始。研究員達は、自分では常識と思っている質問に対して何故か首を横に振られ、時に非常識なことには頷かれ、「意味分かんねぇ~!」「何で無視!?」を連呼。全ての質問が終わり、いよいよ種明かしとシェアリング(お互いの気持ちを共有する)の時間。お互いに、「無視されて切なかった」「怪しいと思った」「言いたいことが言えず、イライラした」と気持ちを吐露し合った。そしてついに講師の越智先生が口を開く ― 「これが異文化に入った時の自分達の気持ちなのです。研究員は自分が当たり前と思っている価値観で相手に接しましたが、バルンバ星人はそれと異なった価値基準で受け答えをしてくる。お互いにもどかしい。でも、それを許容できてこそ異文化理解。相手の立場で物事を考えることができて初めて、グローバル・パーソンになれるのです」。21日(土)の最終渡航オリエンテーション及び決意表明(英語)を経て、10名の勇者たちはついに出発の日を迎える...。

 

<本校GSP生(高校2年生)が、見事英検1級に合格しました!>

 この生徒は、日頃の学業に加え、生徒会活動や部活動などの課外活動にも真摯に取り組む生徒です。高校から本校に入学し、1年時にはターム留学にも参加しました。今回、本人の積年の努力が実り、見事合格を果たしました。

 ****** 在校生の英検上位級合格者数 ******

 1級 ・・・1名(高2)

準1級・・・2名(高3)

 

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