解剖シリーズ第2弾「アジ」 〈サイエンス・ラボ報告⑤〉
教科指導
初回の軟体動物に次いで,今回はセキツイ動物の魚類。新鮮なアジを用意しました。最近は,アジというと"開き"しか想像できない生徒も多く,"そのままの姿"を見慣れていない生徒にとっては新鮮な感動があったようです。
からだのなかを観察する前に外形にも注目させました。ひれやえらぶた,口など,とにかく動かせるところは動かせました。とくに口を開いたようすに「鯉のぼりみたい」と驚きの声が・・・。その驚きの気持ち忘れないでください。
魚類ではとくにえらの構造が重要です。また,アジでは胃のあとにある幽門垂という構造があり,このおかげで驚異的な成長をみせます。
魚を素手で触って「手が生臭い」とブツブツ言いながらも,その顔は満足でいっぱいでした。