明法ニュース 部活動

【部活動報告】科学部 ソーラー発電で「CO2ゼロ」のイルミネーション製作

部活動
完全ソーラー発電で「CO2排出ゼロ」のイルミネーションを製作

★ 特 徴
 ・イルミネーションブームでCO2 大量排出
 ・ ソーラー発電でCO2 排出ゼロを実現
 ・ 市民の意識改革を願う中学生からの提案

 ここ数年、冬になるとどこでもイルミネーションが当たり前となっています。
青山通りでも「11年ぶりに復活」と大きく報じられ、冬のイルミネーションがブームとなっております。
 
 最近のイルミネーションはLED(発光ダイオード)が中心で省電力とうたっているところが多いようです。しかし、省電力とはいえイルミネーションは電球数が多いので、町全体としてはかなりの電力を消費しています。実際、青山通りの場合、LED電球数63万個、点灯時間17時~23時、41日間とのことなので、期間中総消費電力は約9300kWh、CO2総排出量は約3、3トンとなります。これを町中で行っているので、大量のCO2を排出していることになります。つまり、このイルミネーションをエコ化すれば、大幅なCO2削減となるわけです。
 
 科学部が製作したイルミネーションは、LED電球1000個を使用し、電源はソーラーパネルを設置して昼間バッテリーに充電し、ためた電気のみで点灯するしくみにしております。したがって、イルミネーション点灯でのCO2排出は何日点灯してもゼロです。
 
 不況の時代、人々の心をいやしてくれる冬のイルミネーションも、ブームで加熱して大量のCO2を排出してしまっては、エコの時代に実に残念です。LED電球は消費電力が少ないので、ソーラー発電でも十分に電力をまかなえます。エコの時代にぜひ、このことを多くの方に知っていただき、地球にやさしい町づくりと市民の意識変化を願う、中学生からの提案です。

★ 点 灯
 ・ 場所:本校正面
 ・ 時間:16時30分~20時30分 
 ・ 期間:2009年12月19日~2010年1月15日ころまで