【授業報告】本校理科伝統の解剖シリーズ第2弾 エビの解剖
教科指導
9月下旬に中学3年生は、本校理科伝統の「解剖シリーズ」第2弾に挑みました。今回の材料はエビです。以下の文章は、中学3年生の学年通信に載せられたものです。
●解剖実験②(エビ)の情景
9/27(火)・28(水)、2回目の解剖実験が行われました。今回の材料は、おそらく日本人の誰もが食品として大好きなエビ。節足動物(多足類・甲殻類・クモ類・昆虫類)の代表として甲殻類のエビは馴染み深く、その点で違和感なく実験に没頭できた様です。加えて、外骨格であることをはじめ、我々とは全く異なる「ボディーデザイン」を持つこの生物からは、前回のハマグリ(軟体動物)以上に、生命や生物体への「神秘」を感じてくれたことと思います。
[感想]
●心臓はほぼ透明でコロッとすぐとれた。消化管も透明だが、糞が入っているところは黒くて判りやすかった。
●エビの足がこんなに多いことを初めて意識した。いつも食べている所が筋肉だと初めて知った。
●とても臭かったが、1つの命の犠牲によって器官の場所を教わった。
●解剖はすごくおもしろい!又やりたい!!。
●エビも生きているということを重く感じた。
●気持ち悪かったけど、面白くてワクワクした。
●パートナーが上手で助かった。僕も上手になりたい。
●前回同様上手くはできなかったけど、いろんな発見があり面白かった。
●この解剖でエビの中身を初めて知った。
●前回よりも更に難しかった。足にも種類があることに驚いた。
●大変難しかった。今度やるときは、部分部分の位置を覚えた上で実験したい。
●食べるとき以外でエビを触ったのは初めてなので、とてもいい体験になった。
●他のエビより消化管の中の糞が多く驚いた。
●解剖は面白いけど、使う生物を大切にしようとも思った。
●エビに感謝しながらもしっかりやれて良かった。これからも解剖はふざけずに、しっかりした気持ちで取り組みたい。
●エビというのは何故こんな体をしているのだろうと思った。エビは様々な部位全てが変な生物だと思う。今度からはエビを見る目が変わってくると思う。
●解体したからこそ分かることが沢山あって良かった。
●真剣にやりました。
●前より手際が良くなった事が実感でき、嬉しい。
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本校の理科は、理科専門棟で行われます。理科専門棟は物理・化学・生物・地学の4分野がそれぞれ講義室と実験室を備えた本格的な施設です。
この理科専門棟で本校生徒は、さまざまな実験を通じて"本物に触れる"経験をします。中3で実施される伝統の「解剖シリーズ」は、5回分が予定されており、今後スルメイカ、アジ、バフンウニなどが材料になります。