【教科】教科書に「つっこみ」を入れよ!~Critical&Creative Writingへの架け橋~
「教科書は"つっこみ所"満載!」― これは今年度中学3年・英語アドバンスクラスの生徒達と、入学当初から共有している合い言葉です。本校の中学英語では検定教科書(教育出版のOne World1~3)を使用していますが、ご存じの通り、教科書の英文は分量の制約と正当性の追求から、ともすると無味乾燥なものになってしまいます。そこで、本文に「ライブ感」を持たせるために敢えて教科書に「つっこみ」を入れます。内容理解の後に暗唱だけで終わる授業はしません。各レッスン・パートで本文を「批判的」にとらえ、「創造的」英会話・英作文に発展させる活動を必ず入れています。具体的には、以下のような課題(例)を与えます。
〇 違和感を覚える会話文の行間に独自の英文を追加(創作)する。
〇 英文の一部を敢えて「反対の立場」に書き換え、逆の立場における理由説明や具体例も考えてみる(例:"I like~ because...."→"I don't like ~ because...")。
〇 小説・物語文では、「もう1つのエンディング」をペアで考え、英作文する。
もちろん授業は基本的に英語で行い、「英語で」本文の内容について理解・考察をします。また、ICTを活用することで生徒たちが教科書の英文に対してより臨場感を感じるような工夫をしています。このような21世紀型教育の成果は、生徒たちの*英検取得状況にもしっかりと表れてきています。
*中学2年生(アドバンスクラス)終了時点での英検合格状況...3級合格100%(うち半数は準2級に合格)
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本年度より、21世紀型教育推進部を新設しました。新時代に必要な資質・能力の育成を大目標とし、次期学習指導要領や新大学入試への対応も兼ねた21世紀型教育をプロジェクトチーム主軸に教科横断的に実施していきます。それに伴い、今後はICT関連の学内インフラ整備も順次進めて参ります。
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